「日本ロック史の優れた解説ページを見つけた」で書いたように、1月23日に再発されるらしいダウン・タウン・ブギウギ・バンドのアルバムを紹介する。
ベスト・アルバム『傑作大全集』の年譜によると、1973年 2月に宇崎竜童ソロのステージ、4月にダウン・タウン・ブギウギ・バンド結成。
![『脱・どん底』]()

デビューアルバム。1974年 5月発売。当初収録予定の「網走番外地」は「山谷ブルース」に差し替えになったという。この頃、レコード発売時に歌詞が問題になるアーティストの三羽烏が頭脳警察、あのねのね、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドだったと三橋一夫『フォークってなんだ』日本放送出版協会から 1979年に出た本に書いてあった。
『続 脱・どん底』


1975年 2月発売。「スモーキン・ブギ」「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」が 1975年春に大ヒット、一躍人気グループに踊り出た。リーゼント、サングラス、つなぎでドスの効いた不良のイメージと「スモーキン・ブギ」などでのマンガっぽいユーモアが受けた。「賣物ブギ」で毒のあるところも見せる。「スモーキン・ブギ」のシングルは 1974年12月発売。「カッコマン・ブギ」とのカップリングの「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」は 1975年 3月発売。7月には浅草国際劇場で「納涼夢のツッパリ大行進」というコンサートが行われているが、出演は菅原文太、野坂昭如、黒田征太郎など。この時代の「ツッパリ」のイメージが後世のそれとは、かなり違うらしいことが伺える(笑)。
『ブギ・ウギ・どん底ハウス』
1975年12月発売。「スモーキン・ブギ」と同スタイルの「商品には手を出すな」、んまー、これは渋いよ。「涙のシークレット・ラヴ」というバラードの名曲もある。年の暮れには NHK紅白歌合戦出場。この時代にロック系のアーティストが紅白に出るというのは画期的なことだった。
『G.S』
1976年、GS再評価以前の、GSのレコードがほとんど手に入らないというときに、GSを再現したアルバム。宇崎竜童は大学出てから、歌手デビューするまで C級GSのガリバーズのマネージャーをやってたりしたという。これは角川文庫から出た『ブギウギ 脱どん底・ストリート』という本に書いてあった。
1977年 1月17日「11PM」で宇崎、「俺たちゃカタカナエンカよ」発言。なんか重要な発言だったらしい。1980年代になって「ダウン・タウン・ファイティング・ブギウギ・バンド」になったときには、えー、何の記事か忘れましたけど、今はロックって言い切れるねと言っていた。
こういうカヴァーのシリーズ物で、『あゝブルースVol.1』から『Vol.3』まであって、今これが一番聴いてみたいのだが、発売延期という。バラードだがロックである、代表曲の一つであり、竜童組でも取り上げられたタイトル曲を含む『身も心も』も発売延期。このアルバムが一番最初に私が買ったアルバム。その次がベスト盤の『傑作大全集』だった。
ベスト盤としては『VERY BEST OF ROCK & BALLADS』
という二枚組が出るようだ。


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