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“スポーツアイ”が創刊される前にあった、似たような雑誌のこととか

“スポーツアイ”は 1980年代の中頃創刊で、2003年頃まで出てた。思えば雑誌が出てた時期は“投稿写真”と、その後継雑誌“Top Speed”と重なってるのだよね。


“スポーツアイ”よりは“ナンバー”の創刊は早かったよね? “ナンバー”が出たときは、こういうスポーツ・ジャーナリズム? そんなの売れるのかと思ったが、今まで続いている。 “ナンバー”がスポーツ・ジャーナリズム、写真にしろ、文章にしろ、一流出版社でインテリが作ってます、というような誌面なのに対して、“スポーツアイ”はレディコミ出すような、聞いたことない会社が作ってて、ミーハー向けというか、読者目線というか、雑誌が取材してるような、高校、大学のスポーツ部員向けというか、そういう内容だった。“セクシーアクション”の情報ページに“スポーツアイ”を紹介する記事が載ったことがあって、“セクシーアクション”を限りなく上品にして行けば“スポーツアイ”になるというようなことが書いてて、笑ったことがある。

“スポーツアイ”が創刊される前に似たような雑誌があったのを覚えている。雑誌名も思い出せないんだけど、日本がモスクワオリンピック不参加を決めたっつう、今から思うと信じられないような 1980年の夏、買って読んだのは覚えている。出版社もメジャーな、一目見て覚えられるような会社じゃなかったと思うが、“スポーツアイ”と違って、読み物ページのようなものがあったと思う。記憶違いでなければ、赤塚不二夫がエッセーみたいなものを書いていた。

その雑誌で一番印象に残ったのは、山崎浩子とその先輩の太田倫代の演技が真ん中の方に、見開きで載っていたこと。新体操という競技があるのは知ってたけど、一流の選手が演技している写真てのは初めてだった。もちろん、山崎浩子の名前を見たのも。その頃から新体操がやたらとマスコミにクローズアップされるようになって、広告宣伝などでも新体操を演じるのが流行った。今から思うと、1984年のロス五輪で新体操が正式競技に採用されたこともあり、山崎浩子などのスター性のある選手もいて、新体操をもりあげようってことで広告代理店とかが動いてたんじゃないかなーとか思うのだが、どうだろうか? とにかく、例えばテレビ情報誌などでも新体操の中継が記事になって、山崎浩子に続く選手は誰だ、みたいな感じで東京女子体育大学の選手たちなどが紹介されたりしていた。一方ではエアロビクス・ブームというのも同時にあって、それまで大半の人は名前を知らなかったと思う、あの水着みたいなのは「レオタード」と呼ぶんだということも知れ渡った。

その名前不明の雑誌の山崎浩子と太田倫代の、でかいグラビアを見て、おおっと思って、このブログに女子体操選手の模写の絵を描いたりしている私だから、そのページを保存してあるのかと思えば、そうではないんだよね。最初は「おおっ」と思ったのだが、どうも見ていると、あの新体操とか、シンクロナイズド・スイミングとか、スポーツに舞踊的な要素が高くなるに連れて、髪の毛ひっつめてだんごにして、体の露出度は高いのに、なんか男目線を拒絶してるようなところがないですかね。応援席の、お姉様がんばれ的な応援とか、少女漫画っぽい似顔絵イラスト描いたりするような女性ファンのノリとかね。あと、演技中の笑顔がなんか好きでない。あれは、本来笑顔を作るような状況でない、筋肉に力が入って、神経集中してるときに無理して作ってるのではないか。そういう不自然さが感じられて、どうしてもなじめない。女子体操のフィニッシュが決まって、ポーズして笑顔がこぼれるのなんかは、実に自然なんだがね。加えて、その不自然笑顔で、団体の競技者が一糸乱れず、同じ動作で並んで入退場してるのなんかがねえ、どうもなあ……ああいうの受け入れられないのだ、私は(それに加えて、スター選手もいなくなった近年の異様な濃い化粧とか、スカート付きレオタードとか……ブツブツ)。

有名人になって「クイズダービー」なんかにも出てた山崎浩子、あれはまだ 1980年代だったか、「元気が出るテレビ」で山崎浩子が演技してるそばで、リカちゃんのフィギュア持ってる宅八郎が、なんかうろうろしてるって企画があったよね、あれは、たまたま見たけど、笑った。

日曜の夜の、たけしのトーク番組だったと思うが、山崎浩子が出て選手時代のことを語っていて、とにかくコーチにボロクソに言われるという。そして、練習で心身ともにヘトヘトになったときに、コーチが、私はお前のことを本当に思っていて、だからあんなに言うんだよと、優しく語るんだそうだ。SMぽい支配の仕方というか、なんかの洗脳みたいというか、そんな風だよね。そのうち、山崎浩子は、高い壷を売りつけたりする宗教の方に行ったりしたようなので、さもありなんと思ったものだった。

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