« 美術館行って名画を複写してくるのと、古典の研究するのとでは作業の質としては違うよな | Main | 無断リンク禁止ってのは、どういう風に言われだしたんだろうね »

『イン・ロック』 と「志ん朝の深夜営業」で流れた「紫の炎」

ヘヴィメタルというジャンルを切り開いたディープ・パープル第二期、最初のスタジオ録音新作アルバム、1970年発表『イン・ロック』 "DEEP PURPLE IN ROCK" 、A面第 1曲「スピード・キング」、これにはイントロでジョン・ロードがクラシカルなオルガンを弾いているヴァージョン、さらに加えてリッチー・ブラックモアがギターを弾いているヴァージョンもあるらしい。1980年頃発表された、第二期から第三期までの代表曲を収めた『ディーペスト・パープル』 "DEEPEST PURPLE" にはオルガン・ヴァージョンが収められている。ジョン・ロードのオルガンは好きだけど、この『イン・ロック』「スピード・キング」に関しては、イントロに余計なものがなく、いきなり始まるのがいい。アルバムの最初から最後までヘヴィでラウドな音が高濃度に圧縮されて詰まっている感じがたまらない。

初めてディープ・パープルを聞いたのは、発売された「紫の炎」がラジオで流れたのを聞いた。それ以前に「ウーマン・フロム・トーキョー」も、なんだか曲名は聞いたような気がしたが、実際にラジオで聞いて、これはいい、と思ったのは「紫の炎」だ。1974年の 3月。その頃、TBSラジオの深夜は、平日は「パック・イン・ミュージック」をやっていたが、土曜深夜(日曜早朝)だけ、古今亭志ん朝が「志ん朝の深夜営業」という番組を、名前は忘れたが女性アナウンサーと一緒にやっていた。古今亭志ん朝がやっているだけに三田村鳶魚の『江戸っ子百話』という本を毎回読んだり、三波春夫の歌謡浪曲が流れたりしたが(これも良かったのを覚えている)、それ以外は普通にポップスをかけたりする番組で、「紫の炎」を聞いた。その頃、もうロック的なものが聞いて気持ちいいという傾向はあったが、初めてヘヴィメタル、当時日本で言われたところのハードロックを聞いて、これだ!と思ったのは、「志ん朝の深夜営業」で志ん朝さんが曲目紹介した「紫の炎」だった。ヴォーカルがデヴィッド・カヴァーデイルに代わった第三期の始まりとなる名曲である。もちろん、上記『ディーペスト・パープル』にも収録されている。


CDは e-hon、amazon.co.jp、楽天ブックスでも販売中。

|

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17204/16325490

Listed below are links to weblogs that reference 『イン・ロック』 と「志ん朝の深夜営業」で流れた「紫の炎」:

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)