特撮ヒロインのドラマ 『ウルトラマン』の時代 DVD on JBOOK
特撮ヒロイン、もう 10年前くらいから以前のテレビ番組のこととか分からないで、調べてるって人もいるんじゃないかなってことで、ここでも、スーパーヒロイン、特撮ヒロインのテレビ番組を、ちょっと振り返ってみようか、今どういう DVDが出てて、入手可能なのかどうかってのも、興味あるしね。
さて、前回紹介した『スーパーヒロイン画報』もそうだが、この手の話になると、1966年の『ウルトラマン』からってことになるね。じゃあそれ以前にテレビで特撮番組、超人ヒーローの活躍するドラマはなかったのかというと、あった。あったんだけど、『ウルトラマン』以降の特撮ドラマに較べると、はっきり別物みたいな感じだ。単に探偵ドラマの延長で、ちょっとSFぽくして、主人公が覆面をつけたり全身タイツになったりとか、その程度だ。ヒロインもあまり出てないみたいだし。「みたいな」「みたいだし」と書いたが、私がリアルタイムで知ってるドラマは、小学校にあがる年に始まった『ウルトラQ』からだからだ。それ以前のドラマは本を通してしか知らない。『ウルトラQ』そして続く『ウルトラマン』は画期的だった。円谷プロの本格的な特撮と、それにつりあった本格的な怪獣、SFドラマが作られたということ、そして『ウルトラマン』は、まだそれほど普及していないカラー放送でもあった。東京オリンピックが終わり、日本が高度経済成長の最中だった頃、テレビ局の製作現場は、それ以降より、ずっと自由だったらしい。
『ウルトラQ』は、TBS系で 1966年の初めから 7月まで放映。日曜の 7時から。武田薬品の提供でタケダアワーと呼ばれる(追記 2007/04/26 当時そう呼ばれていたかどうかは知らない。解説本とかでは、そのような呼ばれ方をされてたりする)人気の時間帯。前の番組は、これも人気番組だった『新隠密剣士』だった。7時半からは、当時国民的人気の(私も大好きだった)『オバケのQ太郎』のアニメ、不二家提供だった。『ウルトラQ』は、超人ヒーローは登場しない、怪獣と人間のドラマや SFドラマのシリーズで、登場人物の一人、ヒロイン役の桜井浩子が続いて『ウルトラマン』のフジ隊員として連投。初の特撮ドラマのヒロインらしいヒロインとなる。でも、当時のヒロインの扱いって、最近に較べると地味だったと思う。私は怪獣とウルトラマンが戦うドラマって、なんか幼稚な感じがして、それと科学特捜隊という軍隊っぽい組織?にもあまりなじめなかったので、『ウルトラQ』の新聞記者のユリちゃんの方が好きだった。ここで好きっていうのは、ドラマに出てる大好きなお姉さん、みたいな感じだね。でも、フジ隊員も、後のウルトラシリーズの女性隊員に較べると、ずっと存在感があった。
『DVDウルトラマン VOL.1』
『DVDウルトラマン VOL.2』
『DVDウルトラマン VOL.3』
『DVDウルトラマン VOL.4』
『DVDウルトラマン VOL.5』
『DVDウルトラマン VOL.6』
『DVDウルトラマン VOL.7』
『DVDウルトラマン VOL.8』
ネットショップで『ウルトラマン』を探すのは面倒、というのは、検索すると「ウルトラマンなんとか」っていう名前のものが、最近の作品まで、ずらーっと出てくるからだ。そこで、全部リンクしておいた。
『ウルトラQ』は大人の鑑賞に耐えるような SF、怪獣ドラマで、毎週眼をみはって見てたわけなんだけど、続く『ウルトラマン』は、これまた斬新だった。それまで鉄腕アトム、エイトマンとか、そういうアニメは見てたけどさ。相当違うでしょ。ドキドキしながら見てたね。
『ウルトラQ』の裏番組は、フジテレビは手塚治虫原作のアニメ『ワンダー3』だったらしい。らしい、というのは、当時テレビのチャンネルは VHFの 1から 12までしかなく、地元にはフジのネット局がなかった。だから、『ウルトラQ』を見ながら、『ワンダー3』は別の時間(金曜の夕食時)に、フジのネット局でない局が放送するのを、しっかり見られたのだ。『ウルトラマン』より、本当に一足先に始まったのがピープロ製作の特撮ドラマ、これまた手塚治虫原作の『マグマ大使』、ロケット人間のマグマ一家が地球を狙うゴア様の送り込む怪獣たちと戦う。(修正と追記 2007/04/26 Wikipediaの『W3』の項目を見たら、『ワンダー3』は『ウルトラQ』の放映開始から、しばらくして月曜19時30分に放映時間を変えたらしく、従って、『マグマ大使』は『ウルトラマン』の裏番組ではなかった、これ、ちょっと勘違いしてたね。地元では放送時間は変わらず、『ワンダー3』から『マグマ大使』まで、ずっと金曜の夕食時に放映してたのだ。)『マグマ大使』では、ヒロインといえば、マグマの奥さんのモルがヒロインと言える。やっぱり最近のものに較べるとヒロインの扱い悪かったと思うけど。『ウルトラマン』が原則毎回完結のドラマだったのに対し、『マグマ大使』は何回か続く連続ドラマだった。特撮、ドラマとも『ウルトラマン』のような斬新なスマートさは感じなかったけど、岡田真澄や江木俊夫たちの演じるドラマは、これはこれで夢中にさせた。大平透が声だけでなく、実際に演じたというゴア様は、けっこう怖かった。モルは露出度は低いけど、なんかセクシーなんだよね。マグマと愛し合う夫婦同士ってのも、手塚マンガ的には自然だが、特撮ドラマとしてはユニークだ。
『マグマ大使』の DVDは、検索して出て来たと思ったら、最近作ったらしいアニメ版だった。残念。白夜書房から 10年近く前に、いい解説本が出てたのだが、これも入手が難しいようだ。
タケダアワーでの『ウルトラマン』に続く番組は、1967年 4月から、これも特撮ドラマの『キャプテンウルトラ』だった。「ウルトラ」と冠しているから『ウルトラマン』に続くシリーズのようだが、円谷プロではなく東映製作の未来の宇宙を舞台にしたドラマで、人間のヒーロー(でもかなり超人ぽい(笑))、キャプテンと仲間たちが宇宙人や怪獣と戦う。仲間の一人が、宇宙ステーションの先生でもあるアカネ隊員。城野ゆきが演じている。いかにも東映といった感じ? こちらのドラマも円谷プロじゃないのかーとか思いながらも、夢中で見てました(笑)。
で、1967年 9月、『キャプテンウルトラ』が終わると(最終回は不思議だったなあ(笑))、再び円谷プロの『ウルトラセブン』、SFドラマとして評価が高い……ようだが、当時の子供としては、まあ、あの時間だからずっと見てましたけどね、どうも面白さが……いや、でもドラマも、なんだか小生意気なアンヌ隊員も(笑)、大人になって見ると、とてもいいんですけどね。
ボックスセットがあるものは、ボックスセットを紹介します。このへんのドラマは全部見ないと話にならないですからね。
『キャプテンウルトラ』と同じく東映製作で、同じく 4月からフジテレビ系で水曜夜 7時に始まったのが時代劇SF特撮ドラマ、横山光輝が原作の『仮面の忍者赤影』だった。ストーリーは 3ヶ月ごとのシリーズが 1年で 4本あった。そのうち、4本目が赤影たちの忍者の里を舞台にした話でヒロインが登場したらしいのだが、私は 3本目のシリーズ(怪獣がよく出た)が終わったところで、なんだか飽きてしまって記憶にないのだった。でも、ヒロインはあまり出なくても、円谷プロのようなスマートさはなくても、面白いよ、これは(Amazon のレビューとか見てごらんよ)。
『仮面の忍者 赤影 第一部 金目教編』
『仮面の忍者 赤影 第二部 卍党篇』
『仮面の忍者 赤影 第三部 根來篇』
『仮面の忍者 赤影 第四部 魔風篇』
1967年の秋から半年くらいの放映だったと思うが、やはり横山光輝原作の『ジャイアントロボ』、これは現在“チャンピオンRED”でリメイク企画が進行してたりする巨大ロボット物。怪獣ブーム以前、私はストーリーはどちらもまだ幼児で良く分からなかったもののアトムと横山光輝の鉄人28号のアニメでは、鉄人がずっと好きだった。これは実写の巨大ロボットもので怪獣と戦う。ネットされてない局のもので、夕食のごはん時に見た。腕時計で大作少年がロボを操る様には憧れたが、ドラマとしては、怪獣の印象とか、今思うと薄いね、っていうかほとんど何も覚えてない。敵と戦うチームに片山由美子という人が演じる女性隊員というかまだ少女隊員がいたというのだが、それも記憶にないんだなあ。
『ウルトラQ』と同じく、スーパーヒーローの出ない特撮番組で、それどころか怪獣も出ないが、一連のウルトラシリーズ、タケダアワーの番組を語る上ではずせないのが、『ウルトラセブン』の後に続く『怪奇大作戦』だ。1968年の秋から半年の放送、この頃は怪獣ブームから妖怪ブームへと子どもたちの興味が移っていて、それに乗って、怪奇趣味のあるシリーズとなったようだ。ドラマとしては『ウルトラQ』と並んで、子供ながら私も熱心に見ていた、大人の鑑賞にも耐えるドラマだ。ヒロインとして、次々と科学を使った怪犯罪を解決する SRIのマスコット的存在、秘書のさおりが可愛らしい。再放送の時、気づいたのだが、当時ニッポン放送系で前田武彦と一緒に平日の夜、若者向けラジオ番組の DJをしていた小橋玲子が演じていたのだった。
『ウルトラQ』『怪奇大作戦』については、また改めて紹介したいね。
TrackBack
TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/17204/14838867
Listed below are links to weblogs that reference 特撮ヒロインのドラマ 『ウルトラマン』の時代 DVD on JBOOK:




Comments