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「ネット君臨座談会」を読んでみた

「ネット君臨」でおなじみの(毎回、これ、笑)毎日新聞社さんが……って、ギャグにするばかりじゃ、あれなんで書いておくと、「ネット君臨」というのは“毎日新聞”が今年の元旦から始めた特集記事で、「MSN毎日インタラクティブ」でも読めた。内容は題名が「ネット君臨」というくらいで、ひどくおおざっぱに言うと、ネットが現代社会で君臨して、人々を苦しめてる、それを正義の記者が告発する、みたいな調子で、なんだか、ズレまくってると感じた。で、その記事についての意見を求めるブログ(「まいまいクラブ - ネット君臨」)もあって、そっちも読んでいた。その 2月18日の記事に“毎日新聞”に載った「ネット君臨座談会」が PDFでリンクされていた。PDFって、私のパソコンじゃ重いんだよね。でも、まあ読んだ。

柳田邦男、竹花豊、別所直哉、佐々木俊尚の 4人による座談会。このうち、柳田邦男は有名なジャーナリストだから、名前は知っている。佐々木俊尚は“HotWired Japan”にあったブログを、2年近く前から読んでいた(今は CNET Japanにある)。竹花豊という人は、警察関係の人で東京都副知事もやってたらしい。別所直哉という人は、ヤフーの人。年齢は、別所直哉、佐々木俊尚が私の前後だね。後の2人は上の世代だ。座談会を読んで感じたのは、柳田邦男の、匿名で人を傷つけるのは、いかん、責任がないとかいう主張は、それだけ取り出すと、そうおかしいことはないんだけど、この人の発言全体から受ける印象は、ふだんネットなんて利用してないんだろうな、せいぜい仕事のメールくらいの人、パソコン使う雑用は、助手とか部下がやってくれる人、そんな印象だ。発言者紹介を読むと『壊れる日本人 ケータイ・ネット依存症への告別』という本を出してるのだ。この本の紹介を amazon.co.jpや bk1 で見てみると、「 今こそ「ノーケータイ・ノーインターネットデー」を作れ!」とか言ってるらしい。いや、私も理想は、週に一度パソコンから離れる日があったらというのだが(現実には半日が限度、週に一日くらいはパソコンから離れようってのは、1994年頃読んだ古瀬幸広の『ネットワーカーズハンドブック』にも書いてあった)、それはいいが、全体として、なんだか別の世界の人の発言という感じだ。

それから、別所直哉が、プロフィールを見ると、ネットを支えている側の人みたいなのだが、児童ポルノ規制に関して、あっさり、単純所持やマンガを含めて禁止する時期、と言っちゃってるのが、ちょっと驚いた。おいおい、って感じだね。そう簡単に行く問題じゃないから、あれこれネット上で言われてるんじゃないかい? そうでもないのか? プロバイダで削除しても次から次に違法画像が貼られて……というのはご苦労だとは思うが。

警察関係者らしい竹花という人は「匿名だから良い悪いというのではなく、その言論がもたらした被害について、早めに決着をつける仕組みが用意されなければならない」、「ネットを巡る混沌とした状況の中で、ネットに何ができるのか、何が問題なのか多くの人がしっかり見極める必要がある。」「現実問題としてネット社会はもう動き始めてしまった。ただ、あってはならないことは明確にすべきだ。」などと、現実的、実際的な発言をしている。

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